「フライング・ブルー」のプログラム内容が変わるようです

2018年4月より、エールフランスマイレージプログラム「フライング・ブルー」の内容が変わるとのメールが届きました。
まだ詳細な情報はでていないようですが、現時点で判明している内容をまとめてみます。

「フライング・ブルー」の変更点

変更タイミング

2018年4月1日より、新しい内容に変更になるようです。
あと半年ほどですね。

マイル獲得の新たなチャンス

飛行機の搭乗によるマイル獲得が、支払い金額(諸税と手数料を除く)をベースに計算されるようになります。
また、航空券以外にも、座席指定や追加手荷物、アラカルトメニューなどの追加オプションの購入代金に対してもマイルが獲得できるようになります。

得られるマイルは、会員レベルによって以下のように計算されます。

会員レベルマイル
アイボリ1ユーロ当たり4マイル
シルバー1ユーロ当たり6マイル
ゴールド1ユーロ当たり7マイル
プラチナ1ユーロ当たり8マイル

ちょっと計算してみましょう。

ちょうど、関空 ~ パリ ~ ニース のエコノミークラス往復を予約しているのですが、会員レベル ゴールドだともらえるマイルは「6,922マイル」となっています。
お値段は「146,610円」でした。
諸税や手数料を引くと、120,000円くらいでしょうか。

1ユーロ=135円 と想定すると、120,000円 ≒ 888ユーロ となります。
会員レベル ゴールドだと、新しい制度では 888ユーロ x 7マイル = 6216マイル ということになります。

ということは、新しいプログラムに切り替わると、会員レベル ゴールドで考えると獲得マイルが1割ほど減ってしまうことになります。
為替の加減もあると思いますが、少し残念な結果ですね。

経験ポイント「XP」の導入

会員レベルの判定方法が、獲得したマイル数ではなく、今回の変更で新たに導入される 経験ポイント「XP」の獲得数によって決まるようになります。

XPの獲得は、以下のようになっています。

「XP」をどれくらい貯めると上位の会員クラスになれるのかは、以下のようになっています。

ちなみに、今は以下のような内容です。

関西空港シャルル・ド・ゴール空港のフライトは、長距離路線3に相当すると思いますので、これをベースに各会員レベル獲得に必要なフライト数を見てみると、以下のようになります。

会員レベル必要XPフライト数(エコノミー)フライト数(ビジネス)
シルバー1004往復半1往復半
ゴールド280 (100+180)12往復4往復
プラチナ580 (100+180+300)24往復半8往復半

エコノミークラスでゴールド会員になるには、毎月パリに行く必要がありますので、ちょっと現実的ではないですね。
ビジネスクラスを利用する場合で3ヶ月に1回、パリに行けばOKです。それでも多いですが。

マイルを使った座席指定

座席指定の料金を、マイルで支払えるようになります。
また、超過手荷物、ラウンジの利用などにも使えるようになるようです。
少ないマイルの用途が広がる感じでしょうか。

マイル&キャッシュ

特典航空券を利用する際に、マイルだけを使用するのでなく、航空券の最大25%までを現金で支払うことができるようになります。
あと少しマイルが足りない、といったときに便利なのだと思います。

まとめ

詳細な情報は、今後明らかになっていくと思いますが、ざっと見たところ、マイル獲得や会員レベルの獲得については改悪する方向、マイルの利用などについては改善する方向のように思いました。

新しい会員プログラムの適用は2018年4月からと少し先ですが、エールフランスをよく利用する方は気になるところですね。