旧三井家下鴨別邸の特別公開に行ってきました
京都市左京区にある「旧三井家下鴨別邸」が、2016年10月1日より一般公開されました。
また、11月19日~12月4日までは秋季特別公開が行われ、通常は非公開の望楼なども公開されていましたので、これを機会に見に行ってきました。
旧三井家下鴨別邸について
「旧三井家下鴨別邸」は京都市の下鴨神社の南に位置し、三井家の別邸といて1925年(大正14年)に今の場所に建築されました。
1951年(昭和26年)以降は、本邸の裏手にある家庭裁判所の所長用の宿舎として使用されていて、かなり傷んでいたとのことですが、2011年(平成23年)に重要文化財の指定を受けました。
以降、保存・修理が進められていましたが、2016年10月1日に一般公開されました。
事前予約することで、主屋2階や茶室を借りることができ、会議・茶会などの会場として利用できるとのことです。
<2020年03月03日追記>
現在は、ウエディング会場としても利用できるようになっているみたいです。
秋季特別公開
2016年11月19日~12月4日までの約2週間、通常は非公開となっている場所も特別に公開されていました。
具体的には、主屋2階や望楼部分です。
期間が約2週間と非常に短かったのですが、今回タイミングよく見に行くことができました。
来年の予定は未定とのことでしたが、きっとまた公開されるんじゃないかなと思います。
見学
いろいろと見学してきましたので、写真を中心に簡単に紹介したいと思います。
場所
下鴨神社の南、京阪電鉄 出町柳駅から歩いて5分ほどの場所にあります。
5番、6番、7番出口あたりから地上にでて、鴨川を渡ってすぐ右に曲がるとすぐです。
大きな鳥居を目印にすると分かりやすいと思います。
私が行ったのは土曜日の14時ころでしたが、入口付近で少し行列になっていました。
15分ほど待って入場できましたので、まだそこまでの混雑ではなかったようです。
入口付近の紅葉を眺めながら、のんびり待ちましょう。
外観
旧三井家下鴨別邸は、玄関棟・主屋・茶室の3つからなっています。
主屋1階
玄関棟から中に入ると、まずは広い部屋で係りの方が旧三井家下鴨別邸について簡単に説明してくれます。
聞き終わったら、あとは自由に邸内を見学できます。
主屋2階
階段を上って2階へ。
2階の座敷は、望楼へ上がる人の待合室になっていて、ずらりと椅子が並んでいました。
建物の強度と安全性の確保のためだと思いますが、一度に12人しか上がることができないようです。
望楼からの写真撮影は禁止されていましたので紹介できるものがありませんが、東を見ると大文字を独り占めできるようになっていて、五山の送り火では絶好の鑑賞スポットになると思います。(入れたらの話ですが。。。)
なお、望楼に上る際の階段は非常に急になっているので、上り下りは気を付けましょう。
お庭
まだ紅葉には少し早かったのですが、綺麗に整備された広いお庭を見ているとホッとしますね。
施設情報
名称
旧三井家下鴨別邸
住所
入館料
個人:(一般)400円、(中高生)300円、(小学生)200円
詳しくは、以下を確認ください。