占い師の館「黄大仙」

香港 九龍市街方面にある道教のお寺「黄大仙」へ行ってきましたので、感想などまとめてみました。

黄大仙について

黄大仙は、黃大仙祠と呼ばれる道教のお寺で、1921年に現在の場所に作られました。
『すべての望みを叶える』という姿勢を唱えていて、香港でも特に人気のある寺院の一つとなっているようです。

また、占い師がたくさんいることでも有名ですね。

行き方

MTR黄大仙駅から、歩いてすぐです。
尖沙咀からだと、MTR 荃湾線に乗って旺角駅か太子駅で MTR 観塘線に乗り換えましょう。尖沙咀駅から黄大仙駅までは、20分ほどです。

黄大仙駅に着いたら、B1出口かB2出口を目指すと目の前が黄大仙です。

参拝

駅の出口から、黄大仙の正面に向かうまでに、たくさんのお線香屋さんが軒を連ねています。
ここでお線香を買ってお参りする流れなのだと思いますが、私はお線香は買わずにスルーしました。。。

正面の門の左右には、狛犬ならぬ龍がいます。そうとう触られたのでしょう、鼻がツヤツヤのピカピカです。

黄大仙の回りは、高層マンションが立ち並んでいて、黄大仙の中は別世界のような雰囲気を感じます。これも、香港らしいところですね。

少し進むと、怖そうな立像があります。
なぜか中指を立てていて、「喧嘩上等」といった雰囲気を醸し出しています。どういう意味があるのか分かりませんでしたが、日本人なら喧嘩売られているように感じるんじゃないかなぁ。。。

更に奥に進むと、十二支を模した像が並んでいます。
今年(2017年)の干支である「酉」もちゃんといました。親しみではなく、威厳を発している酉でした。

更に進むと、大きなお堂があります。
ここからが、黄大仙のメインディッシュとなります。

メインディッシュは、女子の皆様が大好きなあれです。
これ!「占い」です。

ここに書かれている通り、たくさんの棒が入った筒をフリフリしていると、1本だけ出てくるので、その番号をメモします。
別棟にいる占い師さんに番号を伝えて、占ってもらう、という段取りです。

筒をフリフリするのは無料なので、好きなだけ振りましょう。
1つの願い事に対して1つの棒が必要なので、ご注意を。
願い事の数だけ棒を出すことになりますが、1本だけ出てくるように振るのは意外と難しかったです。
コツをつかめば大丈夫ですが、棒をぶちまけてしまっている方もちらほら。。。

占い師さん

筒を振る場所とは別のところに、たくさんの占い師さんが控えている建物があります。
フリフリして番号をメモしたら、占い師さんの建物に移動します。

占いは、基本的には広東語や北京語になりますが、英語や日本語もOKな占い師さんもおられます。
日本語については、ペラペラという訳ではないですが、意思疎通には困らないくらいには話せるので心配はありません。

この建物には、ほんとにたくさんの占い師さんがおられます。
私が訪れたときは、平日だったせいもあるのか、占ってもらっている人はほとんどいなくて、大丈夫なのかなと心配になりました。
まあ、よりどりみどりで選べたので、空いていてよかったとは思います。

ここの占いは、番号と生年月日などで占ってもらうのですが、その結果によって更に別の占いを進めてくることが多いようで、どちらかというとその別の占いがメインなのでは、という感じです。
別の占いの営業トークばかりになると嫌だなと思いつつ、今回は無難に日本語がOKの二人の占い師さんに占ってもらいました。

一人目は、こちらの「林女士」さん。

どうやら、金城武さんも占ってもらったことがある様子。右の方は、誰でしょうね。。

林女士さんには、母上様たちを占ってもらいました。
詳しくは聞いていませんが、丁寧にいろいろと説明してもらっているようでした。
営業トークも軽い感じで、好印象です。

私は、こちらの「燕京」さんに占ってもらいました。

この占い師さんは、昔放送されていたテレビ番組 弾丸トラベラー で、しょこたんが占ってもらって絶賛していた占い師さんでした。

私の占いの結果は、なんとも悲しい「下の下」という結果に。
肺の病気に気を付けなさい、ということでした。伝えた番号の占い結果が書かれた紙は、「こちらで燃やしておくので、大丈夫だ」とのこと。
燃やさないといけないほどの内容ということで、大丈夫と言われてもちょっと不安な気持ちになりました。

ここまではよかったのですが、「下の下」だという結果のあとは、更なる占いの営業トーク炸裂です。
良くない結果だったので余計に力が入ったのかもしれませんが、ちょっとお腹いっぱいな感じでした。
もちろん、お断りしましたが。。。

判定

今回、二人の占い師さんに占ってもらいましたが、今回の印象からは「林女士」さんのほうが良かったな、と思いました。
日本語も分かりやすくて、占いの結果を丁寧に説明してもらえたので、いい感じでした。
参考になれば幸いです。

基本情報

■黃大仙祠

公式サイト:http://www1.siksikyuen.org.hk/en/siksikyuen-home
住所:2 Chuk Yuen Village, Wong Tai Sin, Kowloon
営業時間:07:00 - 17:00
料金:入場無料